2011年5月3日

あれから。




あれから49日が過ぎた。
頭の中が整理できなかった。きっと未だ出来ていない。
ずっと何かを記そうと思っていた。

ふるさとの風景を毎日思い出している。
あの道をこういって、坂を下って、あの角を左に曲がって国道45号線を北に行き
小道に入り、友達の家を通り過ぎ、小さな川を跨ぐ橋をわたり、堤防を通って
右手に鮭の稚魚の養殖所を通って、木々を抜けて小学校へ行く。
はたまた、役場を通り、左に曲がって、スナックのある通りを通って、駅前通りを直進する。
山道を登り、お墓を抜けて、坂を下って右手にはヤギが昔は居て、そこを通り過ぎて
小さな広場を過ぎて友達の家にたどり着く。
。。。。

18年と、そしてその後、戻って1年半暮らした街は鮮明に頭に残っている。


いろんな気持ちが渦巻いている中で、悶々と東京の空の下で暮らしていた。
世の中は回っているから、自分が立ち止まろうとしても待ってはくれず
毎日仕事へ行き、お金を稼いだ。
でも、自分と周りとの時間の流れが多少ずれている気がしていた。


それでも、私がこうして立っていられるのは友達が居たからだと思う。
東京の友達、倫敦の友達、亜米利加の友達、九州や関西に住む友達、そして幼なじみからのメールや電話に励まされた。
思った事、感じた事や眼にした事を口に出して受け止めて、それに対して言葉を返してくれる友や家族がいる。



ふとした時に、かけてみた曲に心がほっとしたのを感じた。
写真が心に滲みた。
言葉に抱きしめられた。




ありがとう、でいっぱいだ。

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