2008年12月31日

Goodbye London, Goodbye 2008

遂に日本へ戻ってきてしまった。
たった14ヶ月のロンドン生活だったけれど、
本当に楽しく充実していた。皆さんのおかげです。
特にここで一緒に遊んでくれた二人には本当に感謝。
お世話になりました。

で、一応、2008年を総括したMixを。
ロンドン滞在中に、特に、後半によく聴いていたのが多いかな。
Deerhunterがダントツに良かったので、その辺が多いけど…。
あとは、ちょっと60年代回帰してました、個人的には。
そう、夏以降、なかなか面白いロンドンのバンドがいなかったし。
古いのも色々と聴き直していたので、その影響が出てる。

大晦日。
旧年中は皆さんに大変お世話になりました。
2009年が良い年でありますように。


Dark Girlish Religion 2008 mix (mp3/75.3MB/77.27mins)
Download / Download(mirror)

1. The Most! The Best! The Greatest! - BlackBlack
2. I Won't Lie To You - Let's Wrestle
3. Why Have You Changed? - Thee Vicars
4. Let Me In - The Cryin' Shames
5. Tally Ho - The Clean
6. Fading All Away - Jay Reatard
7. No Hope Kids - WAVVES
8. Haunting You - Jay Reatard
9 Where Do You Run To - Vivian Girls
10. L.E.S Artistes - Santogold
11. Theme For The Open Road - The Sticks
12. Malaysia Wonderful - The Sundowners and The Tornados
13. Don't Say You Love Me - Golden Silvers
14. Swinging Hawaii - Kitty, Daisy & Lewis
15. Just Too Late - Peter Jay & The Blue Men
16. To Baby - Vetiver
17. A picture of Dorian Gray - Television Personalities
18. Deuces Wild - Link Wray
19. Leroy Faster - Black Lips
20. I'll Be Your Mirror - Atlas Sound
21. You Is My Hot Rabbit - No Age
22. Talk About Good Times - Lawrence Arabia
23. Agoraphobia - Deerhunter
24. People Like Us - The Mamas & The Papas
25. Surf's Up - The Beach Boys
26. Twilight At Carbon Lake - Deerhunter
27. D.A.R.L.I.N.G. - Beach House
28. Shayou - Screaming Tea Party

2008年12月22日

Dirty Water Club again and a christmas gift for you!



先週のKing Khan & The Shrinesに続き、今週はBilly Childish and The Musicians of British Empireを観にDirty Water Clubへ。いつもBilly Childishは楽しい。まずヴィジュアル的に格好良すぎる。この歳でこんなに格好いい、でも媚びていないアーティストを多くは知らない。

「今日もいつもと同じような曲しかやらないから」という言葉と共にニヤっとして演奏開始。いやぁ、この3ピースは奇跡的に格好良いのだ。いつものように歌詞一曲ごとに歌詞がついた紙を次々とめくっていき、どんどん曲をやっていく。途中、ちょっとオフェンシヴな歌でポリッシュの女の子が舞台へあがってくるも、結局なにも出来ずに、お客さんにも「降りろよ〜!」とか言われ、舞台からダイブ。なんだかよくわからないまま再び演奏を開始。でもあっという間に第一幕が終了。敬礼。

アンコールはやはり「Christmas 1979」で締め。初めて生でこの曲を聴けて幸せ。
こういうバンドはなかなか日本にいると観れる機会がないから再び観れただけでも嬉しい。本当に格好いいよ、Billy。

そして、そんなBillyのクリスマスに触発されて、頑張ってこんなものまで作ってみたよ、Christmas Mix。題して、Dark Girlish Religion Mix - Christmas 2008。
Mixといってもフェイドイン、フェイドアウトがほとんどですが…それで良いと思う、こういうBGMとして使われそうなものは。


Dark Girlish Religion Mix - Christmas 2008.mp3
[mp3/73'32"/67.4MB]
*alternate link

1. Hot Club of Christ - Aztec Camera
2. White Christmas - The Drifters
3. Little Saint Nick - Beach Boys
4. Write Your Letter - The Arcadians
5. Santa Baby - The French Impressionists
6. Sleigh Ride - The Ronettes
7. Christmas Holloways - The Holloways
8. Santa Claus Is Coming To Town - The Ventures
9. A Poundland Christmas - Billy Childish & The Musicians Of The British Empire
10. Santa Claus - The Sonics
11. Marshmallow World - Darlene Love
12. Christmas No Hi - Original Love
13. White Winter Hymnal - Fleet Foxes
14. Benoit's Christmas - The Pale Fountains
15. A Wonderful Christmas Time - Paul McCartney
16. Father Christmas - The Kinks
17. Merry Christmas - The Ramones
18. Feliz Navidad - Los Straitjackets
19. Christmas 1979 - Billy Childish & The Musicians Of The British Empire
20. Reindeer Are Wild - Thee Headcoats
21. Happy Christmas (The Christmas Song) - The Maytals
22. Christmas Eve - The Galaxies
23. Christmas Day - Beach Boys
24. Blue Christmas - Johnny Cash
25. Fairytale Of New York - The Pogues
26. Snowflakes - The Durutti Column

本当はSleigh RideはLioのバージョンを入れたかったのだけど、実家に置いたままでネット上で探し出せなかったので仕方なく断念。なんとなく今年の気分も反映されているような、いつもと変わらないような…。

BEST CHRISTMAS SONG EVER!!!




FOR REAL.

90s初頭のマライアはレジェンドでした。

2008年12月17日

2008年12月16日

COOL LIST 2008

10:JIRO BEVIS

Alphavilleのロゴをはじめ、新作のKreepsカバーも超本気で挑んでくれたJiroちゃん。世間でも雑誌やネットインタビューに出ていたりと忙しそうだった。

9:LUKE JARVIS (Sexbeat)


Sexbeatの片割れLuke(ニーヤンを肩車させられてる所)。もう一人の方はDJが酷いため落選。今年は至る所でSexbeatの名を目にし、彼がDJというだけで安心してそのパーティーに行くことができた。Lukeのセンスとフットワークの軽さはロンドンの若い子たち全員が見習うべき。

8:KOICHI YAMANOHA (Screaming Tea Party)

この人と彼の仲間たちに出会ってから、ロンドンでの生活がガラリと変わったほど影響力があった。何を話してもどこか懐かしい気がするから不思議。日本人ってすばらしい。

7:CHRISTOPHER TIPTON (Upset! The Rhythm)

今年ロンドンで沢山良いアメリカのバンドが見れたのはまぎれもなく彼のおかげ。それから数少ないUKの良いバンドも殆どU!TRはちゃんと押さえてた。彼の周りに惑わされず的確なアーティストをピックできる才能はロンドン中で唯一無二。

6:DIPLO

ジャンルレスに愛されるプロデューサー/リミキサー/DJ。2008年は彼の本当の意味での成功の年だった。多忙を極めながらもきちんと自分を見失わずに2歩先を見て仕事が出来るのは凄いこと。ちゃんとわかってる人間を瞬時に見分けられて的確にコミュニケーションが取れる才能がある人なんだろうと思う。

5:KRISTIN KLEIN


本業はツアーマネージャー、副業として今年地元アトランタにギャラリー/古着屋を開いた彼女。業界人らしさが皆無だからこそ、どんな音楽業界人よりもアーティスト達から親しまれコネクションも膨大。今年を象徴するアーティストがほぼ皆彼女とマブダチであるというから、どれだけこの子の嗅覚が優れているかわかってもらえるだろうか?

4:RYAN SCHREIBER (Pitchfork Media)


去年からのアメリカブームの火付け役。巨大でコマーシャルになりすぎた全ての音楽メディアの目を覚まさせたPitchfork。5月のATP vs Pitchforkで彼らのした人選はその時点で既にほぼ08年を象徴するアーティストをしっかり押さえていた。さすがである。

3:JAY LINDSEY (Jay Reatard)

彼の今年の活躍ーつまりマタドールから怒濤のシングルリリース、そしてシングルコンピ、ベストのリリース…と普通なら変にハイプになってしまうであろうスケジュールの中で、彼がいつも通り地に足をつけて彼のままで居た事が既にミラクルである。本当によくがんばった。お疲れさま!

2:JARED SWILLEY (Black Lips)

彼がいなかったら今のパンク/ガレージ/ローファイシーンはこんなブームを巻き起こせる筈もなかっただろう。という程シーンに貢献した男。つまり私たちの言う「Black Lips以降」というシーンを意図的に作りあげた唯一のメンバーが彼であり、なにもかも全部わかってやっているわけ。バカなフリしてばっかいるけどカッコよすぎるじゃねーか。私も今年はレーベルの方で何かと世話になりました。色々良くしてくれてありがとう。

1:BRADFORD COX (Deerhunter/Atlas Sound)


そして一位はそう、この人しかないでしょ。今年は今までのキャリアの中でも一番良く働いた年だと思うんだけど、お願いだから頑張りすぎないで欲しい。頭が良すぎて色々とやりづらい事もあっただろうに、本当に良くやったなーと思う。私の今年一番悔しかった出来事は、年の初めに彼のシングルをAlphavilleから出そうといって結局話がまとめられずに終わってしまった事。本当にあの時もっとがんばって出しとけばよかったって思う。彼のブログも最高で良く見たし、リリースも全部あり得ない程良かったし、ブッチギリで今年のクールリストNO.1です。カッコいい!!!



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総括すると2008年は今までハイプなだけでやってきた人たちが著しくボロを出し始め、地道に自分の信じる道を進んできた人間が芽を出した年だった。私のリストに居る人たちほぼ全員に一貫していえることは、ちゃんと今の音楽シーンの耐性の低さを認めた上で何らかの形でキッズを一からエデュケートしていこうという姿勢があることだ。これは私の日本のシーンに対する大きなテーマでもあり、そうすることでしか今は本当の意味でのレボリューションは起こせないと感じている。



私がやった今年の地道なキッズ教育活動の最高峰はちなみにこれ。



アルファヴィルマガジン!欲しかったら言ってくれれば送るからメールでもしてね。

2008年12月15日

Viva Cake!

夜の帰り道に思い立って、ケーキを作ることを決めたとたんに楽しくなり
コーナーショップで、足りない材料を買いこみ、いざクッキング。
一家に一個はあるでしょ、缶切りと同じ位重要で!っていう泡立て器がないという、
あり得ない状況を、スプーンと木べラで乗り越え完成したものがこれ。



日曜の夜は、特に楽しいイヴェントがないので
これからは、「料理の日」と決めて、寒い冬を乗り越えます。

2008年12月12日

BEST ITEMS OF 2008

10 : BARRY M NAILS


TopshopでもHoxton Boutiqueでもスーパードラッグでさえも売っている£3のネイル。色の種類が最高過ぎたからダントツ今年の流行コスメってことで。




9:Russell & Bromleyのローファー


タン、ブラック、エナメルブラックの展開。タカちゃんと私で秋口に発見し狂喜していたらなんかセレブが履き始めたらしく今冬のマストアイテムになってしまっていたブツ。




8:チェリーコーク



08年秋から出回ってるUKデザイン缶が最高すぎてまたハマりはじめたチェリーコーク。メタリックなえんじ色とオールドスクールなチェリーが絶妙なデザイン。スパイスよりチェリー味が濃くて甘い。




7:どこまでもSickなTシャツ



エアスプレーものやミドルスクールのツアーTなど、どこまでダサいのを着れるかが勝負だった2008。




6:Tartan & Plaid


チェックがとにかく気になった今年。どんどんトラッドな方向に進んでいった。




5:純文学




太宰治、三島由紀夫、夏目漱石が大流行した(一部で)。




4:Alphavilleのコインケース


もう無いから宣伝にもならんけど、本当にみんなよく使ってくれてたよコレ。周りの友人まわりで大流行した品。




3:TIE-DYE



言わずもがな、これも今年始めにAlphavilleで何色も作ったよね。自分も気づけばタイダイばかり集めていた2008。




2:Dr. Martens



そして2位はもちろんこれ。誰から始まったのかは今や不明だがロンドンだけでなく日本にまで飛び火したDMリバイバル。本当に周りの友達みんな履いてる。自分は今年後半ずっとこのチェリーレッド3ホールに合わせたコーディネートをしてた。




1:35mm Compact Camera



第一位はそう、これも周りで大流行した今年の顔35mmカメラ。Yashikaに代わる名機としてBigminiをロンドンに提案しているのだが、これから流行るかどうか。




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総括すると2008年は完全にアメリカン•プレッピーと90sリバイバルの年でした。服はグランジから始まったものの、気分は完全に学生服モード。だらしなく開けてたネルシャツのボタンは閉じ、スキニーなんかよりチノやスラックスに心奪われ、ベレー帽に革靴と手持ちの鞄、カレッジジャケットやカーディガン、ボータイ、サスペンダー…。友達みんなでこんな格好をしてたのでギャング感も高まりました。
先週の週刊誌に載ってたAndre 3000の言葉に「支度に何時間かかろうが、スタイリングはいつも適当に見えないとダメだ。頑張ってる感が見えた時点でもう既にダサい。」というのがあって、いや本当にその通りなんだよね、と思ったわけです。わかる?

かわいい女達

Jacques Dutronc繋がりで、というわけでもないのですが
彼女は、いつまでたってもMy Favourite。



この声といい、歌い方といい、曲といい、髪型といい。



そして、今、French60'sで再び観たい映画がこれ。


眼鏡をかけて、お出かけしたい気分に。
おしゃれ映画なんて、言わないで欲しいものです。
写真の中に写りこんだ彼女に恋して、友達の野郎共を道連れにして、その子を探す。
けど、その子は、実は、思いもよらぬほど近くにいるのに。
っていうお話。
私にとっては、アメリに並ぶ、’恋したい気分になる映画’だったりするのです。

恋、したいなぁ。

2008年12月11日

after a midnight meeting

そうそう、昨日(もう一昨日だ)はJacques Dutroncのかわい格好良さを再認識してからガーリーな映画をみたりして、さらにTwin Peaks熱再燃。仕事から帰ってきて早速ネットでTwin Peaks Gold Boxをオーダー。36ポンドは安いよ。これでクリスマス合宿がさらに楽しみに。

で、King Khanの翌週にはBilly Childishということもあり、やっぱりなんだかガレージな感じだなぁと思いながら、ここ数ヶ月自分内ブームのこの曲。当時好き者には堪らないゲンズブールの曲をガレージでカバーしちゃった女の子、April March。いやぁ、95年とかだと思うのだけど、今こそグッとくるこのいなたさ。Death Proofかなんかでエンディングに"Chick Habbit"が使われてたのはビックリ。まだまだやるな、タランティーノ。

The Land Of Go - April March


ガールズバンド/グループ好きには堪らない絶妙なヘタウマラインとセンスの良さ。

もうすぐクリスマス。どうしても毎年クリスマスソングとして聴かないと気が済まないのがコレ。



ん〜、映像は微妙だけれど…

そしてなんだか60年代ものに久しぶりにはまり、色々映像を観ていたら、超定番だけれど、ライブはこんなに格好いいのかと驚かされたThe Shirelles。この曲は今年いろんなバージョンを良く聴いたなぁ。




2008年は今まで生きてきた中で最も多くのライブを観た年。やっぱりライブは楽しい。
そして、本当に良い友達に巡り会えた年でもあるな。

Things we did last night without getting any sleep

JACQUES DUTRONC "LES CACTUS"




昨日私たちは最初これを見て金曜のKing Khan & ShrinesにまさとおはJacquesの格好で行ったら良いよなんていって笑ってたのに……


Airの曲がさ、なんてところから勢いでこちら



VIRGIN SUICIDES




をDVDで見てしまった。


でもなんかこのTwee感は今ウチらには全く響かないよね、っていうかむしろ邪魔だ。という結論に達して、じゃあそのTwee感の無いリアリスティックなアメリカの郊外の寂しい感じが見たいといって……



GUMMO


クリスマスには合宿状態でガンモとそれから、
究極のアメリカの保守的な郊外が出てくるデビッドリンチの


TWIN PEAKS



をもちろんTV版で鑑賞しまくることに決定。


今から超楽しみで登場人物をおさらいしたりしてるとこ!!