2008年12月16日

COOL LIST 2008

10:JIRO BEVIS

Alphavilleのロゴをはじめ、新作のKreepsカバーも超本気で挑んでくれたJiroちゃん。世間でも雑誌やネットインタビューに出ていたりと忙しそうだった。

9:LUKE JARVIS (Sexbeat)


Sexbeatの片割れLuke(ニーヤンを肩車させられてる所)。もう一人の方はDJが酷いため落選。今年は至る所でSexbeatの名を目にし、彼がDJというだけで安心してそのパーティーに行くことができた。Lukeのセンスとフットワークの軽さはロンドンの若い子たち全員が見習うべき。

8:KOICHI YAMANOHA (Screaming Tea Party)

この人と彼の仲間たちに出会ってから、ロンドンでの生活がガラリと変わったほど影響力があった。何を話してもどこか懐かしい気がするから不思議。日本人ってすばらしい。

7:CHRISTOPHER TIPTON (Upset! The Rhythm)

今年ロンドンで沢山良いアメリカのバンドが見れたのはまぎれもなく彼のおかげ。それから数少ないUKの良いバンドも殆どU!TRはちゃんと押さえてた。彼の周りに惑わされず的確なアーティストをピックできる才能はロンドン中で唯一無二。

6:DIPLO

ジャンルレスに愛されるプロデューサー/リミキサー/DJ。2008年は彼の本当の意味での成功の年だった。多忙を極めながらもきちんと自分を見失わずに2歩先を見て仕事が出来るのは凄いこと。ちゃんとわかってる人間を瞬時に見分けられて的確にコミュニケーションが取れる才能がある人なんだろうと思う。

5:KRISTIN KLEIN


本業はツアーマネージャー、副業として今年地元アトランタにギャラリー/古着屋を開いた彼女。業界人らしさが皆無だからこそ、どんな音楽業界人よりもアーティスト達から親しまれコネクションも膨大。今年を象徴するアーティストがほぼ皆彼女とマブダチであるというから、どれだけこの子の嗅覚が優れているかわかってもらえるだろうか?

4:RYAN SCHREIBER (Pitchfork Media)


去年からのアメリカブームの火付け役。巨大でコマーシャルになりすぎた全ての音楽メディアの目を覚まさせたPitchfork。5月のATP vs Pitchforkで彼らのした人選はその時点で既にほぼ08年を象徴するアーティストをしっかり押さえていた。さすがである。

3:JAY LINDSEY (Jay Reatard)

彼の今年の活躍ーつまりマタドールから怒濤のシングルリリース、そしてシングルコンピ、ベストのリリース…と普通なら変にハイプになってしまうであろうスケジュールの中で、彼がいつも通り地に足をつけて彼のままで居た事が既にミラクルである。本当によくがんばった。お疲れさま!

2:JARED SWILLEY (Black Lips)

彼がいなかったら今のパンク/ガレージ/ローファイシーンはこんなブームを巻き起こせる筈もなかっただろう。という程シーンに貢献した男。つまり私たちの言う「Black Lips以降」というシーンを意図的に作りあげた唯一のメンバーが彼であり、なにもかも全部わかってやっているわけ。バカなフリしてばっかいるけどカッコよすぎるじゃねーか。私も今年はレーベルの方で何かと世話になりました。色々良くしてくれてありがとう。

1:BRADFORD COX (Deerhunter/Atlas Sound)


そして一位はそう、この人しかないでしょ。今年は今までのキャリアの中でも一番良く働いた年だと思うんだけど、お願いだから頑張りすぎないで欲しい。頭が良すぎて色々とやりづらい事もあっただろうに、本当に良くやったなーと思う。私の今年一番悔しかった出来事は、年の初めに彼のシングルをAlphavilleから出そうといって結局話がまとめられずに終わってしまった事。本当にあの時もっとがんばって出しとけばよかったって思う。彼のブログも最高で良く見たし、リリースも全部あり得ない程良かったし、ブッチギリで今年のクールリストNO.1です。カッコいい!!!



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総括すると2008年は今までハイプなだけでやってきた人たちが著しくボロを出し始め、地道に自分の信じる道を進んできた人間が芽を出した年だった。私のリストに居る人たちほぼ全員に一貫していえることは、ちゃんと今の音楽シーンの耐性の低さを認めた上で何らかの形でキッズを一からエデュケートしていこうという姿勢があることだ。これは私の日本のシーンに対する大きなテーマでもあり、そうすることでしか今は本当の意味でのレボリューションは起こせないと感じている。



私がやった今年の地道なキッズ教育活動の最高峰はちなみにこれ。



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