2009年1月1日

BEST MUSIC OF 2008

こちらロンドンもあと数時間で2009年になるのでその前にざっと08年の音楽シーンをおさらい。

10:Thee Vicars



彼らは今年後半になって急激に成長した数少ないUKのバンド。国内での活動をとっくに諦めてしまったBlack TimeやHipshakesら先輩たちに比べ、今の現状にしっかりついていってるところが凄い。


9:The Sticks



そしてもうひとつUKのバンド、ブライトン出身The Sticks。今年はU!TRのバックアップもあって結構活動の場が広かったと思うんだけど、こんなどうしようもないロンドンでも冷静かつ着実にまともなファン層だけをゲットしていた気がする。こういう堅気なインディー気質の人達が2009年はもっと増えるといいんだけどな。


8:The Muslims



現Soft Pack。まだライブは見れてないけど2月のBlack Lipsで前座をつとめるらしいので楽しみ。この曲の歌詞の矛先を今の音楽シーンに蔓延るキッズ達に当てはめてみると面白い。


7:King Khan and the Shrines



個人的にはKK&BBQ Showの方が好きなんだけど、今年に限ってはKhanちゃんのShrinesへの力の入れようがハンパなかったのでこちらをランクイン。ほらクラウドの中にクールリストに挙げたKristinがいるでしょ!彼女は今年Shrinesのツアマネもやっていたのでした。さすが。


6:No Age



Teen Creepは今年前半のテーマソングだった。今は若干ハイプになりすぎてしまった感のある彼らだけど、いつもシークレットライブをしてくれたりして遊び心を忘れないところが良いよね。しかしそういうサプライズ的な出来事までもが恒例になってしまうのが怖いところ。Black Lipsが一度陥った地獄にハマらないように気をつけて欲しい!


5:Atlas Sound



今年の彼は一生分働いたんじゃないかって程美しい曲を山ほど産み出した。Deerhunterが休止しているわずかな間にアルバムを仕上げ、バンドを組んでツアーもした。それ以外にもブログだけにアップされてた新曲も山のようにあったし、そのブログが参加型だった今年中盤までは参加者一人一人ときちんと向き合って、必要ならば彼らに曲をプレゼントしたりなんかもしてた。マジで凄すぎるぞBradford。


4:Black Lips



今年の前半まではずっとまだ彼らが引っ張っている形だったUSガレージシーンも今は彼らの名前なしに認知されるまでになった。そして来年この曲から始まるアルバムが投下されるわけだけど、その後のシーンがまたどうなるのかとても楽しみでもあり、少し怖くもある。4人ともメチャクチャ頭の良い子達なのできっと周りに惑わされることなく、またお決まりにもならず上手に驚かせてくれると思うけどね。


3:Screaming Tea Party



あんなに希望が無いって嘆いてたUKバンド(か?)が3位に入ったよ!今年は彼らのカッコイイLiveを沢山見れて幸せでした。特に10月のOld Blue Lastのメチャメチャな感じは、あそこにいた全てのロンドナーに喝を入れた感じしたもんね。来年はアルバムを楽しみにしています。


2:Jay Reatard



そう今年のBlack Lipsブームで彼ら自身がちょっと引き気味になってしまい、静かにレコーディングに入っていった頃、上手にテイクオーバーしてきたのがJay Reatardだった。Stage Anticsがお決まりになってしまわないように気をつけていながらも狂気に満ちたステージで、観客はJayを怒らせないように気をつけながらモッシュするんだからおかしいよね。今年前半と後半と両方ライブを見て両方とも最高だったバンドは彼らだけでした。みんなも見といた方がいいよ!!


1:Deerhunter



もうね、彼らしかいないよ一位は。今年の前半にギターでBradfordの親友でもあったColinが脱退したとき一度解散状態に陥り、5月のATPに出演するために会場まで来ていたDeerhunterメンバーに向かってマブダチな筈のBlack Lipsでさえ「お前らそんなこといって本当は解散してるんじゃないの?」と本気で心配している程だった。そんな一度底まで行った状態から出てきたこの奇跡のようなアルバム。一生大事に聴いていきたい、いわばVelvet Underground & Nicoのようなマジックのかかったアルバムだとおもう。


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あーもう5時だよ!今年はWork Itの90s Hip Hopでシメる予定でっす。それじゃ、みなさんよいお年を。

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