2009年3月16日

I still shoot film.

相変わらず色々なフィルムを使うけれど、最近はだいぶん選べなくなってきている。そんな中でも基本的にストックしているのが何種類かある。一番使用頻度が高いのはやはりKodak Ultra Colour 400UCだろう。その名の通りこってりとした色のりが好み。ただ、曇りの日などは青に転ぶような気がする。個人的にはライブを撮って増感すると丁度良いざらつきが出て良い感じになると思う。


そして、ロンドンで使うようになったフジの海外製品であるFuji Pro 800Z。このProシリーズには400Hとか160Cとかあるのだけど、この800Zが意外と色のりがよく気に入っている。ライブを撮る機会が多いので、800という感度も嬉しい。1段増感までしかしたこと無いけれど、今日2段増感で現像に出してみたので、その結果が楽しみ。コントラスト上がってすこしザラッと下感じが出ると嬉しいけれど。


好感度フィルムと言えば、やっぱりFuji Natura 1600は常に数本手元に置いている。その名の通りナチュラルな色合い。ノーライト派の僕にとってはとても重宝するカラーネガフィルム。コンビニでも買えると良いのだけど…。


モノクロだと一番好きなのはIlford 400 XP2だ。シャープでコントラストが強く、増感すると更に好みの雰囲気になるのも良い。C41現像(カラー現像と同じ方式)なので、いざというときはカラー現像してもらうことも可能。でもモノクロ現像の方が遙かに良い感じに上がってくるけれど。パッケージデザインはどのフィルムよりも格好いい。某有名60年代映画で見たことある人も多いはず。


そして昼夜問わず使うモノクロはこのところずっとこのFuji Neopan 1600 Super Prestoだ。さすがにIlford XP2よりざらつきが目立つけれども、それが自分の好みに合う。ハイライトが飛んでしまうくらいが好き。不思議とそれっぽく撮れるフィルムだと思う。


このところ日本のフィルム現像環境が本当によくない。ロンドンではチェーン店ですら増感現像が追加料金はあるものの1時間でやってくれる。さすがにモノクロは中2〜3日かかるけれど、Kodak Ultra Colourでさえ1時間であがる。あがりも悪くない。
なのに、今日本でKodak UCを現像に出すと、中3〜5日。増(減)感しようものなら中5日を覚悟しなければいけない。モノクロも基本中5日かかる。ロンドンの基本サイズ(6×4インチ)でプリントをすると一枚32円〜40円位。普通の現像代が800円前後。ロンドン高いなと思っていたけど、もしかしたら日本の方が時間も料金もかかっている気がする…。

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