2011年7月25日

Black Lips & Vivian Girls at Shimokitazawa ERA 03/July/2011


前日に朝まで渋谷に居座ったため、翌日の昼起きすら辛い状況。
翌日から西へのツアーにも同行するため、ちょっとだけ荷物をまとめておいておく。
この日も、天気が良く、暑い。。。

リハの終わる頃に下北にあるvenueへ到着。Kinkちゃんも程なく到着。
小林さんにも前日のお礼とお疲れさま挨拶諸々を。
ここ、スタジオになっているようで、バンドマンらしきギターやらなにやらを抱えた人が
出たり入ったりしている。
もう、1FにはBlack Lips のメンバーがリハを終えて取材に備えていた。
ちょっぴりお疲れモードも見え隠れするが、相変わらずな彼ら。
画用紙に自画像を書かくように頼まれていて、そのJaredの絵のうまさに驚く。(この画用紙に書いた自画像がTeeになって物販で販売されていたらしい。翌日の名古屋にてゲットしたのだが。まぁ、それが素晴らし!)

Kinkちゃんはこの日DJの為、サウンドチェックをしたままの流れで会場になり4F(だったっけ?)でDJ中。そして彼らが取材に行ってしまった頃に、まさとおくん到着。


外では、Vivian Girlsの取材が行われており、それを横目に煙草を吸う私たち。
盗み聞きしてました。いやぁ、取材する際には、もっと下調べ(もう来日2回目なんだしさ。)して置こうぜ、なんて思ってみたりする。(いろんな形があるとは思うのですが。。。)


Jaredは取材の合間をぬって古着屋でお買い物をしていたようで紙袋を提げてどこからともなく
現れた。
左手には紙袋!走って戻って来た!

Joe はいろんなことに興味津々。それは駐車場のポールだぜ?引っ張ってみたりする。

そんなこんなをしていたらいい時間に。
前座のない2バンドのみのステージだったので意外に早めのオン。
写真も撮りたかったのに、踊り狂った私はカメラそっちのけにして楽しんでしまった。。。(たまにそういう事になる。苦笑)
by Taka (下北での様子はこちらから)

Masatooくんにバトンタッチ。





ERAには初めてきたけど、まさにライブハウスっていう感じの、初日に比べたらかなりこじんまりしたハコ。いや、これはかなりの褒め言葉ですよ。ロンドンで観たときでさえ既にこんなに小さなヴェニューでは観れなかったから。もう、この近さを考えただけでかなりワクワクしてきてた。もちろんこの時点ですでに酒かぶるのは覚悟済み。

で、まずVivian Girls。
やっぱり近くていいなぁ、ステージも低いし。久々にロンドンのパブでのギグを思い出しながら観てた。Vivian Girlsはやっぱりこれくらいのキャパのところの方がより彼女達の良さがでるな。前にも書いたけど、決して彼女達の演奏がどうのっていうことではなくて、彼女達の音楽が持っているものが丁度届く距離というか、そういう意味で。



それと、個人的には彼女達のラフなスタイルが好きで、やっぱりこれはアメリカのインディーバンドだなと思うのだけど、普通にお洒落だ。着ているものなんて実はたいしたもんじゃないはずなのに、さらっと格好良く着こなしてしまっている。なんとなくスケーターの感覚に近い自然体の格好良さ。これが音楽にも現れているところに好感をもってしまう。
ってなこと書いてると、音はそんなに好きじゃないのでは?とつっこまれそうだけど…



そういえば、Katyはタンバリン持つといっつも頭で打つポーズするな。
彼女のベースは意外と肝だったり。なんだかしっかりとグルーヴしてるから好きだ。



で、今回はじめてのドラマーのこはもともとニュージーランドらしい(インタビューを盗み聞きして得た情報)。彼女のビートもライブでの演奏をよりよく感じさせる一つの要素になっているみたい。しかし歴代ドラマーはなんともがっしりした子たちばかりなんだろうか…


そして、Black Lips。
昨日よりだいぶん近いうえにJaredの真っ正面にポジション取りせざるを得なくなり、ちょっと戸惑いながらみることに。



近いからか、Jaredはこの日かなりのっていた気がした。
明らかに昨日よりよいパフォーマンスでグイグイとひっぱる。
いやぁ、この子鹿みたいな身体のどこにそんなパワーがあるのかってくらい。



Coleはなんとなく疲れが抜けきらないのかなぁって感じがありつつも、
やっぱりなんだかんだで色んな技をみせながら段々と上がってきた。
彼のパフォーマンスはもう、本当に動物に近いような感じで、
おそらく多くの人達が驚いたと思う。もうね、あれが普通なんだな。



そうそう、意外とIanも調子よい感じだったな。
淡々としていそうで、ふとみると細かい芸を織り込んでくるからついついニヤッとしてしまう。しょっぱなビール噴き、最後にはビールを自らかぶるビールシャワーも披露。
なんか思っていたよりご機嫌だったんだろうか。結構キレのある感じが良かった。

Joeはもう結構忙しそうで、常に汗だくで後から盛り上げ、キープし続けている。
意外とJoeがボーカルとることも多くて、なにげに一番大変だったかもしれないけれど、そこは真面目に日本語の学習を続けているJoeくん、やっぱりバンドいちしっかりしてるのかもなとそんなことを考えてしまった…。

前日よりも熱いギグだった。
やはりこれだけ小さなハコでやるのは最近ではなかなかないだろうし、
伝わるものが大分違うなと思う。こういう機会がたまにでもあると、少しづつ日本の音楽文化ももっと成熟していくんじゃないかとか思ったり。決して大きな会場でのコンサートなどを否定するつもりもないし、そういうショーもあるべきだと思う。けれど、もうホントに目の前でバンドと対峙しながら観れるというのは、単純に楽しい。それこそ肌で音を感じられる素晴らしさがあると思う。ERAでこれを体感できた人は幸運だったんじゃないかな。

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