2009年6月28日

Isle Of Wight : Day 2

6月13日(土)

正午過ぎ、ジョーの部屋改めBFFルームの外にあるボイラーのガンガン鳴る音でちょっと目が覚める3人。私たちの頭もガンガン鳴っているわけで。部屋の外ではみんなが起き始めている音がしてるんだけど全く起きれる自信ゼロなわたしたち、「あぁぁああーーたーまーいーたーいーーー」とゴロゴロすること数十分、そしてやっと座ることができるほどになってから初めて視界に入ってきた床に転がる空のジャックダニエル大瓶。「あのさ、あれマジで全部のんじゃったわけ?」とディタ。「う〜〜〜〜ん……?」と私とジョー。とりあえず下界に降りよう、ということでカーテンを空け、ドアを空け、現実世界に飛び出してみる。むー、超天気いい!

庭でひなたぼっこをしながら昨晩の記憶をたどってみたが、あまりにもやってたことが幼稚すぎたのでまた笑いが止まらなくなり、庭中をゲラゲラと笑い転げる。近所の人たちが見たら実際キチガイと思うに違いない。
とにかく二日酔いが激しいのでシャワーでも浴びよう、と実際寝る予定で荷物を置いてあった部屋(2段ベッドの子供部屋!)に行くとなんと昨日一番最初に脱落してたイアンがまだ寝ている!なぜ?!一体何時間寝てるんだ…?と指折り数えているとどうやら半分起きているようで「きのーのよるどーしたのー…」と何かムニャムニャ言っている。「いやーイアンが寝ちゃったあとにさぁ、」と話してるとなんだか眠くなりしばらくそのままゴロゴロして過ごしてからやっとシャワーを浴びて着替えていると下でColeが何度も「おーーいNat!」と呼んでいる。
「なんだい?」と降りてみるとJaredやディタ達と一緒に出かけるらしく「今みんなで近所を探検しに行くから一緒に来いよ!」と言われたが「え、今すぐ?!ちょっとムリ」といって家に残ることに。誰が残ってるんだろう、と家中を探索したらジョーは部屋で服を着たままうつ伏せでベッドに倒れ込んでおり、イアンはキッチンでムシャムシャなんか食べていて、ツアマネのマーティンとドライバーのエドは部屋で仕事をしているようである。
フルーツがいっぱいのったフレンチトーストを作って天気のいい庭のテーブルで優雅にお茶をしてから、部屋に戻って窓を全開にしてイアンと一緒に彼の持ってるCajun musicのコンピをゆっくりとコピーしてすごす。


何故か5枚組にまで発展しているのだが…

それがやっとおわった頃にはみんなもう散歩から帰ってきており、夕飯の支度を始めていた。


俺だって料理くらいするんだぜ…


ローストベジタブルの下ごしらえをする人。こどものよう

そう、今夜のメインはローストディナー!みんなまたそれぞれ役割分担して仕事にかかり、数時間後出来上がったローストを囲んで乾杯することの素晴らしさといったら!マジでみんなフェスのことなんか全く考えてもいないわけで。


ローストができあがるまでの時間はもちろんスクラブルマッチ

豪華な食事の後はみんなそれぞれキッチンで飲んだり、庭で語ったりと好きなようにして過ごす。


大きな家なのになるべく小さな部屋に集ってしまう寂しがりや達。ジョーのベルトを頭に巻くアレンジがステキ☆

私が昼間、Cajun CDを全部コピーしてもらったことをイアンから聞いたらしいCole「あれ、すげーいいんだよな。俺のゴスペルミックスも焼くからブランクCDちょーだい」とやる気を出した模様。


左手もつかう両利きであることが判明。ギターは右手で弾く


これがColeのScreaming gospel mix。ちゃんと焼けてなかった。バカ!

ディタと私とJaredでレベッカの部屋を訪れ少人数でこっそりJaredの恋愛相談をしたりしているうちにみんな変に酔っぱらいはじめ、結局キッチンでまた大暴れ。今夜はイアンがDJなので選曲もバッチリ!


この日はColeも遅くまでパーティ!


すぐ立ってられないで転んじゃう人。バンビ症候群と命名


なのにまたテーブルにあがる。危なっかしい

明け方までパーティーしたあと、酔っぱらって廻りを見渡すとキッチンの隅っこでディタとJaredが相当ディープな会話に突入しており、何故かJaredがしくしく泣いているところを見届けてからリビングに行ってみるとColeとJoeがギターを弾いている。
ソファに座ってしばらく聴きながらボンヤリしてるとどうやらColeは寝に行ってしまったらしくジョーが向こうの方にぽつんと座っていた。相当酔っているっぽい。私も寝よっかなーと体制を整えてると凄く大好きなリフがきこえるではないの。彼らのライブアルバム、Los Valientesのシークレットトラックのあの曲である。これもジョーの曲だったんだ、やっぱこのひと天才…。とまたズルズル〜っとソファに滑り落ち寝転がりながら何も言わずに黙って聴き入っているとBuried aliveやNabajoなんかも弾いていて、なんか凄くパーソナルなとこに居合わせている気がして、よくわかんないけど泣けてきた。でも泣いてるのを見られるのは嫌なので上を向いて寝っ転がっていたら本当に眠ってしまっていた。
ヨロヨロと自分の部屋にもどるとイアンが「あなた…お酒くさいわよ!」というので「んぁー!もうー。なんかジョーのダークな病気が移ったー!なんであのこはあんなに人嫌いなのー」と半べそをかきながら寝る。気付いたら私の小さなベッドにディタが侵入していた。おいおいおねーさん、何もこんな家中で一番小さなベッドをシェアしなくても…。
ーつづく

0 件のコメント:

コメントを投稿