2009年5月20日

Brighton

翌日4時間ほど寝た後、着替えてまずは毎週恒例のJazz ThursdayのためGreenwichまで行く。完全にチルしながらジャズを観賞して、その足でブライトン行きの列車に乗り5時半頃に到着、とりあえず海に向うも小雨降ってるし、町中最近あまり見かけることのなかった一昔前のインディー風キッズでいっぱいだし、向かったVenueはなんかバキバキのハウスがかかってるし、もう泣きたくなるどうしようもなさだったのでヘルプ!とBlack Lipsに電話をすると奴らもVenueの正面に停めてあるVanの中に隠れ潜んでいた。
しばらくインタビューをやらないといけないということだったので、とりあえずご飯を食べてからまた会場に戻ると既にMika Mikoがオンステージ中。Jaredと一緒に走って中まで行って遠くの方からMika Mikoを見守りつつこの日からギターテク/物販としてツアーメンバーに加わったJohn Kangという奴らの地元の幼なじみのコリアンの男の子を紹介される。こいつがホント超最高で、一瞬にして既にもうマブダチ状態、気がついたら肩を組んで友情の杯をあげているってなBad Ass具合。
肝心のBlack Lipsライブはというと、音とかセットとかを抜きにしたら今まで見た中でも一番凄まじいライブだったんじゃないかな。いつもはどんなにギュウギュウでも一番前の方で見てる私も今回だけは身の危険を感じてステージ横に逃げないといけないくらい凄かったんだもん。
そんなメチャクチャで超短かったセットの中でのハイライトは一発目に持ってきたSea of BlasphemyとアンコールでやったToo much monkey business!!!

このビデオにもちょっと映ってるけど私とThe SticksのJames、Ianがこの曲をやるってほのめかした瞬間ほぼ同時に雄叫びをあげていたもんね笑。

終了後はみんなで上の階にあがってJaredのDJで踊る。とにかく選曲が最高すぎるから、トイレに行くのも惜しいほどフロアでわいわい踊っていると通りすがりのJohn Kangに「おまえらみたいにいい曲でこーやって素直に楽しんでるのってすげーBad Ass!」と褒められる。次にColeのマジでヤバすぎるSouthernゴスペルDJ。いつも持ち歩いてるという45sのコレクションをかけていたのだが、どれもこれも凄すぎるので毎回Coleのとこまで誰なのか聴きに行く始末。今度ゴスペルmix交換しようね!と約束する。


今度ネット上で古い78回転のゴスペルレコードをリリースするらしい

その間ずっとバーでファンと交流していたIanが急に「ねえねえNat!俺もラップトップ持ってくるから一緒に来て!」というので一緒にホテルの鍵を探すのを手伝っているとColeがJay HawkinsのI hear voicesの聴いた事のないバージョンをかけやがるのでIanを一人でホテルに行かせてまでColeの所に走るオタク。すると時を同じくしてJamesとJaredも「何このバージョン!」とブースに集まっていた。おまえらみんな大好きだ。

ブースとダンスフロアの間の柵を一生懸命超えてる人

やっと戻ってきたIanが今度はTake overし、一発目に36mafiaをドロップ。するとどこからともなく現れたJoeがフロアをのたうちまわり始め、

Mrs JacksonのBig Boiのパートまで一語一句全部歌えちゃう人

私やColeもそれに参加して狭いバーの中が大変なことに。ていうかIanのDJもホント凄くて、Outkastをかけてたかと思えば気付くとVaselinesのMolly's lipsになってたり、まさに自分のiPodをシャッフルしているかのよう。HeinzのJust like eddieをかけたときは「何でこの曲かけるわけー?!」とあまりにもレアなドンピシャ加減に逆切れ状態になるわたし。こんなヘボ曲を持ってて、しかもそれをDJでかけるのなんて自分だけだと思ってたからもう感動を通り越して悔しいわけよ。


いい気になってるイアンと地団太を踏むわたし

というわけで客であるキッズがドン引きしてフロアに近づけないほど身内周辺だけで盛り上がりすぎてしまったアフターパーティーなのでした。

バーから追い出されるまで飲み続けベロンベロンになった私らはしばらく外で社交をした後ホテルでまだパーティーを続けよう、とColeにくっついてホテルになだれ込む。ルームサービスでビールを頼んで、みんなで音楽を聴きながら相当コアな話をして、朝方に眠った。


JaredのおごりだったのでColeはパシリ役


流行に敏感なJaredの太眉も気になるが、鏡に映りこんでるJamesの顔にも注目してほしい


わたしのカバンが気に入って仕方がない様子

のち2日間完全に抜け殻状態になるほどのヘヴィーな夜でした。ーまだつづく

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