2010年1月13日

Where the Wild Things Are

確か今週末から日本でも封切りされる「かいじゅうたちのいるところ」。
既に観た海外の友人知人からは絶賛の声。やっぱりスパイク・ジョーンズだよなぁ。マルコビッチの穴とかアダプテーションとか大好きだ。なんかやっぱりオタクなんだよ、でもださくない。Beastie BoysやSonic YouthやWeezerやPharcydeにFatboy Slimなどなど数々のミュージックビデオの傑作を残してきたのはご存じの通り。チャーリー・カウフマンの脚本、スパイク・ジョーンズの監督による『Being John Malkovich(マルコビッチの穴)』で映画監督としても絶賛された、そしてそのカウフマンは一昨年『Synecdoche, New York(脳内ニューヨーク)』で監督を務め、スパイク・ジョーンズが制作総指揮を務めてこれも好き者に受けていた。なんか現実のなかに非現実的な、でもなんかあり得そうな不思議な空気をうまく織り交ぜてしまう彼のセンスに脱帽。今回はいったいどんな風になっているのだろうか?もう楽しみで仕方がない。

で、最近は『(500) Days of Summer』を観た。
最初はたぶん単純なストーリーなんだろうな、という感じでみはじめたのだけれど、音楽の選曲とストーリーへの絡み方とかが憎くて意外と楽しく観れてしまった。まず、アメリカ人で小さい頃からUKの音楽が好きだったという設定の主人公の青年がいい。The Smithsが好きでそれがきっかけで…とかパーティーの会場のBGMにBlack Lipsがかかっていたり、feistやwolfmotherまで、なかなかの選曲。まぁ、そこまでコアではないけれど、日本でこれくらい「なかなかやるじゃん」って思える音楽の使い方してる映画なんて皆無に等しいんじゃない?まぁ、ストーリー自体はちょっと平凡と言えば平凡。見終わった時の後味は意外とさっぱりで、気分転換には凄く良いのではないでしょうか。

あ、音楽繋がりで面白かった映画を思い出した。
結構まえに観たのだけど、The Visitorという映画。邦題は『扉をたたく人』だそうですが、ひょんなことから出会ったジャンベとその持ち主が、人生を諦めかけていたおじさんの生活を活き活きとしたものに変えていくという、まぁ凄く簡単にいうとそんな感じの話なのですが、これがなかなかじ〜んとくる感じで良いのです。こういう地味な映画結構好き。

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